ゆとりある老後生活に必要と考える生活費

ゆとりある老後生活に必要と考える生活費

老後に生まれる自由な時間。旅行や趣味などに使える時間も増えて、できれば「ゆとりある老後生活を送りたい」と考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
また、余暇を過ごすための費用以外にも、比較的大きな費用がかかる場合もありますので、統計データとともにみていきましょう。

ゆとりのある老後の生活費は平均34.9万円

「老後の最低必要生活費」に対して、「ゆとりのある老後の生活費」は平均で34.9万円という調査結果があります。

老後の最低日常生活費
1.(公財)生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査」をもとに作成

ゆとりある老後生活費
1.(公財)生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査」をもとに作成

これは、生活していくのに最低限必要な費用に対して、老後生まれる自由な時間を豊かに過ごすための費用なども加味したらということです。

それは主にどのような費用なのかという調査結果があります。

  • 旅行やレジャー(60.6%)
  • 身内とのつきあい(50.1%)
  • 趣味や教養(49.7%)
  • 日常生活費の充実(49.0%)
  • 耐久消費財の買い替え(27.2%)
  • 子供や孫への資金援助(23.4%)
  • 隣人や友人とのつきあい(16.1%)
  • とりあえず貯蓄(3.3%)
  • その他(0.6%)
  • わからない(0.4%)

1.(公財)生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査」より
2.単位%・複数回答可
3.N=3,303

余暇のための費用とは別に必要な費用

上記の主に余暇のための費用とは別に、考えておくべき費用もあります。比較的大きいのは住居関連の費用でしょう。

●住宅の改修費用

一般の住宅であれば、建物の維持費用がかかります。「建物価格の1%を毎年貯金しておきましょう」ともいわれます。また、毎月修繕積立金を支払っているマンションであっても、一時金としてかかる場合があります。
(例:屋根、壁の塗装、給排水設備、給湯機器更新、冷暖房機器更新など)

また、耐震工事や老後の生活に適した仕様への改修が、必要となる場合があるかもしれません。
(例:階段の勾配の緩和、浴室やトイレの改修(床面積の拡張や手すり設置)、段差をなくす、廊下や階段の手すり設置、廊下の拡張(車椅子対応)など)

手すり設置程度なら数万円~数十万円ですが、本格的なバリアフリー工事となると数百万円になることもあります。
これらの工事は、補助金などが利用できる場合もあります。

●自動車の買い替え
●介護や医療にかかる費用
 など

ある意味でこういった費用も豊かな生活には必要といえるのではないでしょうか。
こういった費用の主な財源としては、それまでに貯めた預貯金となるのが一般的であるため、現役時の計画的な資産形成が大切です。