要介護者の現状

要介護者の現状

国の介護保険制度の第1号被保険者になる、65歳以上の人口は年々増加し、2012年度末に3,000万人を超えました。そして、団塊の世代が75歳を超える2025年、国民の3割は65歳以上の高齢者になると予想されています。(※)
介護サービスを利用する要介護認定者数も、増え続けていることはおおよそ検討はつきますが、具体的な数字をみていきましょう。
(※ 厚生労働省 「今後の高齢者人口の見通しについて」より)

第1号被保険者の数は?

介護保険制度は、40歳以上の人が利用でき、被保険者は65歳以上の第1号被保険者と、40歳以上65歳未満の第2号被保険者とに分類されています。

第1号被保険者と第2号被保険者

下記は、第1号被保険者数の前期高齢者(65歳以上75歳未満)と後期高齢者(75歳以上)の内訳とその推移です。

2014年度末で約3,302万人となっており、2003年度末の約2,449万人から約853万人も増加していることになります。

第1号被保険者数
1.厚生労働省「平成26年度 介護保険事業状況報告(年報)のポイント」をもとに作成

要介護認定者数は?

65歳以上の人であっても、実際に介護保険サービスを受けるには、次の条件にあてはまらなければなりません。

●要介護者(介護が必要)、または要支援者(介護予防が必要)と認定されること。

この「要介護者または要支援者かどうか」などの判断をすることを要介護認定といい、これは申請により市区町村が行います

下記は、介護保険制度における要介護者または要支援者と認定された人数の推移です。
2014年度末で約606万人となっており、2003年度末の約384万人から約222万人も増加しています。

要介護(要支援)認定者数の推移
1.厚生労働省「平成26年度 介護保険事業状況報告(年報)のポイント」をもとに作成
2.東日本大震災の影響により、2010年度の数値には福島県内5町1村の数値は含まれていない

要介護者の男女の内訳は?

男女の内訳はどうなっているのでしょうか。

2014年度末の要介護(要支援)認定者数の男女内訳をみると、男性が31%、女性が69%となっています。
圧倒的に女性の方が多いのがわかります。

2014年度末 要介護(要支援)認定者数 男女内訳
1.厚生労働省「平成26年度 介護保険事業状況報告(年報)」をもとに作成

「在宅サービス」か「施設サービス」か

下記に介護サービスを受けた人数の年度別推移のデータがあります。

2014年度では、月平均で約374万人が在宅サービスを受け、約90万人が施設サービスを受けたことがわかります。在宅サービスが全体の74.5%を占めています。
また、地域密着型サービスを受けた人は、約39万人でした。

介護サービス受給者数の推移(1か月平均)
1.厚生労働省「平成26年度 介護保険事業状況報告(年報)のポイント」をもとに作成
2.東日本大震災の影響により、2010年度の数値には福島県内5町1村の数値は含まれていない
3.各年とも3月から2月サービス分の平均
4.2006年度の地域密着型サービスについては、4月から2月サービス分の平均
5.受給者は、居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス間の重複利用がある