どこで加入すればいい?

どこで加入すればいい?

社宅や賃貸などに住んでいた時は、火災保険に加入していなかったり、不動産屋さんにいわれるがまま加入していたり、何となく入っている方も多い火災保険。いざマイホームを購入する際に、きちんと加入したい。と思ってもどこで加入すれば良いのかわからず、結局人任せということになっていませんか?それではどのような選択肢があるのか、みてみましょう。

代理店、直販の違いって?

火災保険、どこで契約しましたか?
生命保険は、生命保険会社の社員が営業しているイメージが強いのに対して、自動車保険や火災保険などの損害保険は、代理店を通じで契約される方がほとんどです。

最近では、インターネットの普及により自動車保険を中心に「直販」を行う保険会社も増えてきました。いわゆるダイレクト型保険です。自動車保険ではテレビCMもよく目にしますよね。営業担当者に会うことなく、コールセンターやサービスセンターと直接やりとりする形です。しかし、火災保険に関しては、まだまだ代理店が優勢です。

「銀行」「不動産屋」で契約された方も多いと思います。火災保険や自動車保険は、「家を買う」タイミングや「車を買う」タイミングで保険に加入するので、「保険はどうされますか?」と勧められた時点で契約されるケースが多くなっています。
その場で火災保険に契約できたのは、その銀行や不動産屋が、損害保険の代理店だったからです。「代理店」といってもさまざまで、銀行や不動産屋などのように、「本業」+「損害保険代理店」という場合もあれば、「保険代理店のみ」を業務とする専業の代理店もあります。

現在、損害保険の代理店は全国でおよそ20万店。銀行や不動産屋のような副業代理店は全体の81%で、約16.4万店にものぼります。購入するタイミングで、ワンストップで手続きができるのがメリットです。主に不動産屋は賃貸に入居したとき、銀行は住宅ローンを利用したときに、火災保険を案内し、販売する形態になります。
一方、「保険代理店のみ」を専業とする代理店は全体の19%で、約3.8万店です。保険を専門に扱っているので、高い専門性と知識があり、お店によってはファイナンシャルプランナーが相談に応じてくれます。

代理店実在数の推移
1.日本損害保険協会「募集形態データ」をもとに作成
2.代理店実在数および募集従事者数は、国内会社および外国会社の合計
3.代理店実在数は1996年度末の62万3,741店が最大

火災保険は、必ずしも銀行や不動産屋さんで契約をしなくてはならないわけではないので、どこで契約するか選ぶのは自由です。家を買う時に「火災保険をどこで選ぶか」という感覚を持つ人は、まだまだ少ない様に思いますが、「火災保険」は、日常生活を脅かすほどの大きなリスクに備える大切なものです。専業・副業問わず、専門知識を持ち、わかりやすく説明してくれる代理店で契約することが大切です。

加入の方法は3つ

加入の方法は主に3つです。

  • 損害保険会社の直販で加入する
  • 専業の代理店で加入する
  • 銀行や不動産屋を通じて加入する

どの方法で加入しても、保険商品が同じであれば、補償内容や金額に違いはありません。

メリットとデメリット

●損害保険会社の直販で加入する

メリット
・申込みなどが簡単で早い(ネット通販の場合)
デメリット
・高い商品知識が必要

●専業の代理店で加入する

メリット
・専門知識を持った保険のプロのアドバイスを受けることができる
・複数の商品から比較することができる(乗合代理店の場合)
デメリット
・特定損害保険会社の代理店の場合は複数の商品から選べない

●銀行や不動産屋を通じて加入する

メリット
・保険料などが有利な専用商品に加入できる場合がある
デメリット
・商品を自由に選べない

銀行や不動産屋から火災保険を勧められたとしても、必ずそこで加入しなくてはならない義務はありませんので、どこで加入するかは、ご自身で決めることができます。しかし、住宅ローンによっては、ローン利用の条件として、一定の要件を満たす火災保険に加入しなくてはならない場合もあります。また、特定の銀行で住宅ローンを利用した人だけが加入できる商品などが存在する場合もありますので、その際は他と比較して加入しても問題ありません。

また、専業の代理店のプロのアドバイスだからと、人任せで加入するのも問題です。代理店は、漏れなく、不測の事態から守ることを考えます。もちろんできるだけ手厚い補償でカバーしたいものですが、その分保険料は高くなります。アドバイスを受けながら家計にとって無理のない、適正な負担と補償内容のバランスをご自身で検討しましょう。

まとめ

結果的に同じ商品を選べば、どこで加入しても保険料は変わりませんが、火災など日常生活を脅かすほどの大きなリスクに備えるものですし、長期に渡るものです。火災保険に加入する際は、的確なアドバイスを受けた上で、ご自身で検討し、そのあとの手続きや見直しなども、きちんと対応してもらえるかまで考慮して加入しましょう。代理店もひとつではなく、いくつかの代理店でアドバイスをもらっても良いと思います。