生命保険の3つの基本形

「生命保険は難しい」「生命保険は複雑」そんなイメージをお持ちではないですか？
確かに、種類も多く、商品によっては複雑なものもあるので、「難しい」というイメージをお持ちの方が多いのかもしれません。

しかし、生命保険の基本形は3つだけです。
意外でしたか？
では、その3つの形について、簡単な図を交えながら解説していきます。

生命保険の基本形は3つです。この3つの特徴を理解すれば、難しそうにみえる保険も簡単に理解できます。
おさえておくべきポイントは次の3点です。

1. 保険期間は？
2. 解約返戻金は？
3. 満期金は？

ちなみに、保険期間とは、保障が続く期間のこと。解約返戻金とは、契約期間中に中途解約したときに戻ってくるお金のこと。満期金とは、被保険者が満期時まで生存していた場合に、受け取ることのできる保険金のことをいいます。

●終身保険

1. 保険期間は、一生涯（終身）
2. 解約返戻金はあり
3. 満期はないので、満期金はない

終身保険とは、死亡または高度障害の保障が一生涯続く保険です。
定期保険と違い、解約すると返戻金があるので、貯蓄を兼ねた保障にも用いられます。

●定期保険

1. 一定期間のみの保障
2. 解約返戻金は基本的にないか、あっても保険期間終了時には「0」になる
3. 満期金はない

定期保険とは、一定期間、死亡または高度障害が保障される保険です。
基本的に契約終了時の返戻金は「0」もしくは殆どないため、「掛け捨て保険」とも呼ばれます。

●養老保険

1. 一定期間のみの保障
2. 解約返戻金はあり
3. 保険期間満期時に、死亡保険金と同額の満期金を受け取れる

養老保険とは、一定期間、死亡または高度障害が保障される保険です。
亡くなっても生きていても保険金が受け取れるということで、「生死混合保険」と呼ばれています。