医療保険の基礎知識
「医療保険へ加入したいと思っているけれど、あまりよく分からない」
「家族に任せきりにしてきたから、あまり理解できていない」
「入っているけど、本当に必要なのだろうか?」
医療保険について、そんな風に感じてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
このページでは、「はじめての方にもわかる6つのPOINT」として、
医療保険についてわかりやすく、解説いたします。
【目次】
<POINT1> 保障内容を知りましょう
まずはじめに、医療保険で保障される内容について考えてみましょう。
医療保険は、保険料を支払い、病気やケガなどになった場合に、医療費や生活費などを補てんするために給付金が支払われる保険です。
支払われる給付金には、主に以下の種類があります。

- ●入院給付金
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入院1日に対していくらといった具合に、入院日数に応じて支払われる給付金です。
「入院給付金日額」としていくらにするかを決めて契約します。
例えば入院給付金日額を10,000円にすれば、30日間入院した場合には300,000円が支払われます。 - ●手術給付金
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手術が必要な治療を行った場合に、「手術1回に対していくら」といった形で支払われる給付金です。
【主契約と特約】
これらの「入院給付金」と「手術給付金」を「主契約」といい、医療保険は基本的にこの主契約が中心で成り立っています。この主契約にオプションのように付けるものを「特約」といいます。 - ●先進医療特約
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「先進医療」とは、大学病院などの高度な医療機関で研究・開発されてきた最新医療技術で、安全性と治療効果はある程度認められていますが、健康保険の対象とするかどうかはまだ検討中の厚生労働大臣が認めた医療技術です。
健康保険の適用外になるため、治療費は高額になる場合があります。「健康保険が適用されない最新の治療」という風に覚えて頂ければわかりやすいと思います。その治療費を補てんするために付ける特約が「先進医療特約」です。
治療費は高額になる場合があるのですが、先進医療の保障を特約でつける場合、月々支払う保険料は各社約100円前後のようです。※「先進医療」とは、厚生労働大臣が認める医療技術で、医療技術ごとに適応症(対象となる疾患・症状等)および実施する医療機関が限定されています。また、厚生労働大臣が認める医療技術・適応症・実施する医療機関は随時見直されます。
- ●その他の特約
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その他にも、特約として「特定の病気になったら支払われる」といった特約を付けることが可能です。
上記の「先進医療特約」のほかにも、下記のようにさまざまな特約があります。収入保障特約・・・特定の病気などになり、死亡または働けない状況になったときに保険金や給付金が支払われます。
三大疾病保険特約・・・がん、急性心筋梗塞、脳卒中の所定の状態になったときに給付金が支払われます。
災害入院特約・・・災害によるけがで入院したときに保険金が支払われます。他にもさまざまな種類の特約があります。
これにより「家系の中に多い病気に備える」「災害が心配」など、特に気になることの保障を手厚くできます。
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<POINT2> 自分に必要かどうか確認しましょう
では、医療保険への加入はすべての人に必要なのでしょうか?
結論から申し上げますと、必ずしもすべての方に必要とは限りません。

日本には公的社会保障制度が充実しており、医療費の大半を公的社会保険制度で賄えるためです。そのため、充分な貯蓄を持っている方は、医療保険ではなく貯蓄で備えた方がよいケースもあります。
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<POINT3> 月々の保険料の目安を確認しましょう
医療保険に加入した場合、月々の保険料はいくらかかるのでしょうか?また一般的にはどのくらいの割合の方が加入しているのでしょうか?

加入する保険商品や、付ける特約、加入した世代によっても大きく変わってきますが、医療保険の月々保険料は2,000円~4,000円前後の商品が相場です。
また、医療保険への加入率は、令和7年の集計では「65.6%(※)」となっています。
(公財)生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」
(※集計対象は18~79歳)
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<POINT4> 医療保険の種類を知りましょう
医療保険には、期間や契約条件などによってさまざまな種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分に合った保障のかたちを見つけておくことが大切です。

- ●終身医療保険
- 保障が一生涯続く保険
- ●定期医療保険
- 保障期間が一定期間までになっている保険
- ●女性向け医療保険
- 女性特有の病気への保障を手厚くしている保険
- ●貯蓄型医療保険
- 掛け捨てではなく、満期になったときに払ってきた保険料が戻ってくる保険
それぞれメリット・デメリットや特徴などがあります。詳しくは別ページで解説しています。
<POINT5> 給付金がおりないケースを理解しておきましょう
医療保険に加入していて、入院して手術も受けた。
しかし保険会社に請求すると、「そのケースの場合はお支払いできません」と断られてしまった…
残念ながら医療保険は、すべての入院や手術に対して保障しているわけではありません。

こういったことが起こらないようにするために「医療保険がおりないケース」をきちんと理解しておく必要があります。
●入院日数や回数の契約条件
●保障の対象になるがんとならないがんがある
●同じ病気でも、病気の重さによっては支払われない
●検査入院は給付対象外
などさまざまなケースがありますので、加入する前にあらかじめおさえておく必要があります。
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<POINT6> 乗り換えや解約の際の注意点を確認しましょう
保険の見直しなどを行い、乗り換えや解約を行うときにも注意が必要です。
誤った方法で手続きを進めてしまうと、保障のない空白期間ができてしまう、保障を失ってしまうといったケースが起こることがあります。

「新しい保険に乗り換えて、すぐに古い保険を解約したが、新しい保険の審査に落ちてしまい、無保険になってしまった」
「一度解約した古い保険に入り直そうとしたが、年齢が変わったので保険料が高くなってしまった」
こうしたことが起こってしまう場合があります。保障が開始するまでの期間についての考え方も、少し複雑でわかりにくくなっていますので、あらかじめ注意が必要です。
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AFH060-2026-0006 3月5日(280305)
