終身医療保険のメリットとデメリット

終身医療保険のメリットとデメリット

医療保険のテレビCMなどで「保障が一生涯続く」「終身医療保険」などという言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「終身医療保険」とは、前述のとおり「保障が一生涯続く保険」です。その反対に、5年、10年といった形で契約期間が決まっており、定期的に契約を見直すタイプの保険を「定期医療保険」といいます。
医療保険は、保険期間の持ち方によって大きくこの2種類に分かれます。
現在、人気があるのはこの終身医療保険ですが、定期保険と比較してメリットもデメリットもあります。ご自身にとってはどちらの方が合っているのか?参考にしてみてください。

終身医療保険のメリット

ではまず始めに、終身医療保険のメリットについて順番に解説していきます。
定期医療保険と比較して、どのようなメリットがあるのでしょうか?

終身医療保険

●メリット1.保障が一生涯続く

終身医療保険の何よりも大きなメリットは「保障が一生涯続く」ことです。一度契約してしまえば、亡くなるまでの生涯の間、医療保険の保障を受けることができます。
私たちは、年をとるほどに病気になる確率が上がっていきます。しかも年をとって収入が少ない時に大きな医療費がかかってしまうと、生活への負担はとても大きなものになります。
終身医療保険は、若いうちに入った保険が一生涯続くため、老後の生活負担を軽減できます。そのため、終身医療保険は、老後の医療費が心配な方におすすめの保険であると言えます。

●メリット2.保険料が変わらない

終身医療保険のもうひとつの大きなメリットは「保険料がずっと変わらない」という点です。定期医療保険は、定期的に更新する際に、更新時の年齢に合わせて、保険料が上がっていきます。
終身医療保険は、一度入ると更新の必要がないため、加入時の保険料のまま続けることができます。
つまり、保険料の安い若い時に加入しておけば、一生涯保険料が変わらず、年をとっても月々の保険料は安いまま保障を持ち続けることができるのです。

●メリット3.80歳以降も病気やケガに備えられる

次にメリットとして挙げられるのは「80歳以降も保障が続く」という点です。
定期医療保険は前述のとおり定期的に更新していきますが、80歳以上の年齢になると加入できなくなるため、医療保障を持つことができなくなります。
しかし終身医療保険は、若いうちに入っておけば一生涯保障が続きますので、80歳以降も医療保障を持ち続けることができます。
また、特定の年齢までに保険料を支払ってしまい、以後は保険料を支払わなくてもよい「○歳払済」という払込方法もあります。
定年退職後に保険料を支払うのは大変なので、例えば60歳までにすべての保険料を支払ってしまうということもできます。

終身医療保険

●メリット4.人気が高いため、競争で保険料が低下傾向にある

もうひとつの終身医療保険のメリットは「人気が高いので、競争で保険料が低下傾向にある」という点です。
保険商品の中で、よく売れているのは「シンプルでわかりやすく、保険料が安い保険」です。終身医療保険はさまざまなメリットが非常にシンプルでわかりやすいので、各保険会社は、より売れる商品を販売しようとします。
その結果として、保険会社間の競争もあって、保険料が安くなっているのです。

●補足.終身医療保険の解約返戻金

余談ではありますが、終身医療保険の解約返戻金について解説します。
終身医療保険は、一生涯続く保険である代わりに、基本的には保険料は掛け捨てになってしまいます。「貯蓄型医療保険」と違い、支払った保険料は戻ってきません。
しかしながら、「支払った保険料がもったいないので、掛け捨ては嫌だ」という方は、解約返戻金があるタイプの終身医療保険を選択できます。
但し、他の「貯蓄型保険」にも同じことが言えますが、貯蓄型の場合には、保障だけでなく貯蓄も兼ねるため、月々の保険料も高くなるので注意が必要です。

終身医療保険のデメリット

では逆に、定期医療保険と比較してデメリットとなる点について解説していきます。
良いところも多く、人気もある終身医療保険ですが、定期医療保険の方が優れている部分もありますので、いくつか紹介していきます。

●デメリット1.医療や新しい保険商品の変化に対応できない

終身医療保険は、一度契約したら保険料はもちろんですが、「契約した保障内容」も変わりません。
つまり、医療が進歩したことにより保障内容が変わる点や、新しい種類の医療保険が発売された場合には、その内容には対応できないというデメリットがあります。

●デメリット2.定期医療保険と比べて、若い時の保険料が高い

前述のとおり、終身医療保険は若い時に加入しておくと、年をとった時にも保険料が変わらないため、高齢で定期保険に入る場合よりも、月々の保険料は安くなります。
しかし、同じ若い年齢で入った時の保険料は、定期保険と比較すると高くなります。
一生涯で考えれば、月々の保険料は終身医療保険の方が安いのですが、若いうちの短期間では、定期保険の保険料の方が安くなるのです。
「若い時に一時的には医療保険で備えて、老後の医療費は貯蓄で備える」といったように、短期間の保障しか必要ない場合には、定期医療保険の方が向いていると言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
終身医療保険は、さまざまな分かりやすいメリットがあるため、定期保険と比べて人気のある保険です。主なメリットについておさらいしますと、

  • メリット1.保障が一生続く
  • メリット2.保険料が変わらない
  • メリット3.80歳以降も病気やケガに備えられる
  • メリット4.人気が高いため、競争で保険料が低下傾向にある

といった点が挙げられます。
その逆に、定期医療保険と比較してデメリットとなる部分は、

  • デメリット1.医療や新しい保険商品の変化に対応できない
  • デメリット2.定期医療保険と比べて、若い時の保険料が高い

という特徴もありますので、よく比較してご自身に合うのはどちらか?考えて頂ければと思います。
定期医療保険についても、別ページにまとめています。気になる方はそちらも読んでみてください。
定期医療保険の特徴と賢い使い方

AFH283-2020-0012 3月23日(210323)