定期医療保険の特徴と賢い使い方

定期医療保険の特徴と賢い使い方

医療保険は、保障期間の考え方によって、大きく「定期医療保険」と「終身医療保険」の2つに分けられます。
終身医療保険は、保障が一生涯続き、支払う保険料がずっと変わりません。
その逆に定期医療保険は、保険期間が決まっているため、定期的な更新があり、保険料も更新のたびに上がっていきます。
ここ最近では、この2つのうち「終身医療保険」の人気の方があり、テレビCMなどでも頻繁に目にする機会が多くなってきました。しかしながら、すべての人が定期医療保険より終身医療保険の方が向いているとは限りません。

このページでは、そんな定期医療保険の特徴について解説しながら、どのような方に向いているのか解説していきます。

定期医療保険とは?

そもそも定期医療保険とはどんなものなのでしょうか?冒頭で簡単に説明いたしましたが、もう少し分かりやすく解説します。

定期医療保険は、前述したとおり、保険期間が決まっている保険です。
保険期間は5年や10年などと決まっており、契約が切れるたびに、再度更新する必要がある保険です。
そして、支払う保険料は更新するたびに上がっていく点も特徴のひとつです。

定期医療保険

私たちは年をとるほど、病気やケガになる可能性や、大きな病気になるリスクが高まります。そのため、年をとるたびに支払う保険料は上がって行きます。

定期医療保険の更新を行う際には、最初の契約時より年もとっているので、保険料も上がるというしくみになっているのです。
例えば、20歳の時に契約した定期医療保険が10年の契約期間で切れて、更新を行うとします。その場合には年齢は30歳になっていますから、30歳の保険料で契約することになります。

「保険料が上がる」と聞くと、大きなデメリットに感じるかもしれません。確かに保険料が変わらない、終身医療保険を選ぶ人が多い傾向にあります。
しかし、定期医療保険にもメリットがありますので、そちらをご紹介していきます。

定期医療保険のメリット

それでは定期医療保険には、どのようなメリットがあるのでしょうか?ひとつひとつご紹介していきます。

●メリット1.ライフプランや時代に合わせて見直すことができる

終身医療保険は、一生涯保障が続き、保険料も契約時からずっと変わりません。しかしながら、保険の契約内容・保障内容も変わらないというデメリットがあります。

例えば「結婚するかしないか」や「子供が産まれるかどうか」や「離婚するかしないか」など、将来には予測しきれないライフスタイルの変化があります。そうした変化に対応できないというデメリットがあるのです。

また、医療技術の進歩により、備えるべき保障内容が変わってくることもあります。保険商品そのものも、新しい商品が生まれる可能性があります。終身医療保険はその変化に対応できない点がデメリットです。

対して定期医療保険は、5年や10年で契約は切れるため、その節目で保険を見直すことができます。結婚や出産などのライフプランの変化に応じて、保障を手厚くする、またその逆に保険料を安くするなど、自分のライフスタイルに合わせた保障の持ち方を考え直すことができます。
若い人を中心に、今後のライフスタイルの変化に応じてまた見直したい。そうした方には定期医療保険の方が適している場合もあるのです。

●メリット2.月々支払う保険料が安い

もうひとつのメリットとして「月々支払う保険料が安い」という特徴があります。
「あれ?保険料が変わらないから、終身医療保険の保険料の方が安いんじゃないの?」と思った方もいらっしゃると思います。
しかし、短期間で考えた場合には、定期医療保険の方が保険料は安くなるのです。

定期医療保険と終身医療保険

例えば、「20歳で終身医療保険に入った人の50歳の時の保険料」と「20歳で定期医療保険に入って、10年ごとに更新していった人の50歳の時の保険料」を比べると、更新するたびに保険料が上がっていくので、当然定期医療保険に入っている人の保険料の方が高くなります。

しかしながら短期間で見ると、定期医療保険の方が、支払う保険料は安くなるのです。

また、「20歳で終身医療保険に入った人の20歳の時の保険料」と「20歳の時に定期医療保険に入った人の20歳の時の保険料」を比べると、定期医療保険の保険料の方が安くなるのです。
これには理由があり、終身医療保険の場合には、年をとった時の保険料を若い時に先払いしているような要素があるのですが、定期医療保険の場合には限られた期間のみの保障になるため、保険料が安くなるのです。
つまり、短い期間だけ保障を持ちたい場合には、定期医療保険の方が保険料を安く抑えられるのです。

定期医療保険のデメリット

それでは次に、定期医療保険のデメリットについてご紹介していきます。

●デメリット1.保険料が上がっていく

前述したとおり、同じ年齢で契約した場合には、定期医療保険の保険料の方が安くなりますが、更新のたびに年齢が上がるため、定期医療保険の保険料は上がっていきます。
長期的に見た場合には、定期医療保険の方が支払う保険料は高くなります。

●デメリット2.更新が80歳までしかできない保険がある

終身医療保険の場合には、一度加入すれば一生涯保障が続きますが、定期医療保険の場合には、更新を重ねていっても80歳以降は更新できないなど、加入や更新に年齢制限がある場合があります。
定期医療保険を選択する場合には、その保険が何歳まで入れるのか?きちんと確認しておくことが大切です。

定期医療保険

定期医療保険を選んだ方が良いのはどんな人?

ここまで、定期医療保険のメリットとデメリットなどの特徴について解説してきました。
比較してみると、終身医療保険の人気の方があることにも納得いった方も多いのではないでしょうか。
それでも、定期医療保険を選んだ方が良い方はどんな方なのでしょうか?ひとつひとつまとめていきます。

●老後の医療保障は、保険ではなく貯蓄で備えるつもりの方

医療保険は、充分に貯蓄がある人には必要がない保険です。大きな病気に備えるために、保険ではなく貯蓄で備えようとしている方には、医療保険そのものが必要ありません。
しかし、充分な貯蓄がまだない時には保障がなくなってしまいますので、それまでの間の保障を補うために、短期間の保障が必要。
そういった用途の方にとっては、終身医療保険より定期医療保険の方が合っていると言えます。

●結婚するかどうかなど、将来のことがまだ決まってない方

終身医療保険は、一度決めてしまうと見直しがなかなかできないというデメリットがあります。
「まだ将来結婚するかどうかわからない」
「子供が何人産まれるかわからない」
など、まだ将来のことについて具体的に決まってないことが多い場合には、あとで見直すことができるように短期間の保障として定期医療保険に入っておくという選択肢の方が良いこともあります。

●まだ収入が少ない方

20代の若い方で、収入が少なく保険料の支払いが難しい方は、保険料の安い定期医療保険を選択しておき、将来収入が上がった時に終身医療保険に入り直すという方法も良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
確かに終身医療保険の方がわかりやすいメリットがあり、人気があります。
しかし、人によっては定期医療保険の方が合っている方もいらっしゃいますので、ご自身の状況に合わせて考えてみてください。
簡単に、このページでご説明したことをもう一度おさらいします。

定期医療保険のメリット

●メリット1.ライフプランや時代に合わせて見直すことができる
●メリット2.月々の保険料が安い

定期医療保険のデメリット

●デメリット1.保険料が上がっていく
●デメリット2.更新が80歳までしかできない保険がある

定期医療保険を選んだ方が良いのはどんな人?

●老後の医療保障は、保険ではなく貯蓄で備えるつもりの方
●結婚するかどうかなど、将来のことがまだ決まってない方
●まだ収入が少ない方

医療保険選びにお役立ていただければ幸いです。

AFH283-2019-5024 4月5日(200405)