変額保険の基礎知識
万一の病気やケガ、損害などに備える機能を持つものだけが保険ではありません。
将来のための貯蓄や資産運用の機能を持った保険商品もあります。
保険の種類には、得られる保険金の金額が変動する
「変額保険」という種類の商品があります。
正しく理解して資産を運用することで、
将来のための貯蓄とする・・・
いわばこれも
「将来のために備える」という目的を持つ「保険」なのではないでしょうか。
<STEP1> 変額保険とは?
一般的な生命保険においては、医療保険やがん保険などのように支払われる保険金が定額である「定額保険」が多いですが、これに対して、支払われる保険金などの金額が変動する「変額保険」があります。
変額保険では、保険会社が契約者から預かった保険料を株式や債券を中心に運用し、運用の実績によって満期保険金や解約返戻金の金額が増減します。その投資に関するリスクは契約者が背負うことになりますので、ハイリスク・ハイリターンの保険ともいわれています。
投資と聞くと難しいイメージもありますが、例えば、終身型の変額保険では、その運用実績が悪かった場合でも死亡保険金の最低金額は保証されていますし、運用実績が良かった場合にはその最低金額よりも多い金額を受け取ることができます。定額保険の同等商品よりも支払保険料が安い傾向にありますので、安い保険料で最低限の死亡保険金を受け取れて、上手くいけば最低額以上の金額を受け取れる可能性もあるというメリットがあると考えることもできます。
変額保険の特徴をきちんと理解したうえで、ご自身の他の保険加入状況などを考慮すれば、投資性の高い保険ともなり得ますので、是非参考にしてみてください。
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<STEP2> 変額保険をきちんと理解する
変額保険はハイリスク・ハイリターンという印象が強い保険ですが、インフレに強く保険料が比較的安い、また最低限の死亡保険金が保障されているなど、それに見合ったメリットももちろんあります。
変額保険への加入を検討するにあたり、大事な資産を保障として持つのか、貯蓄や投資として運用するのか、また基本的な定額保険とどう違うのか、きちんと理解しておくことが大切です。
<STEP3> 変額保険の選び方
変額保険について正しい理解ができたら、いよいよ変額保険の契約を検討してみましょう。
他の保険についてもいえることですが、変額保険は全てのみなさんに適しているとは限りません。十分に理解したうえで、ご自身の置かれている状況と変額保険の目的がマッチしていると思われるようなら、変額保険の加入について検討、相談してみてはいかがでしょうか。
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