人生100年時代!?

人生100年時代という言葉が頻繁に使われるようになりましたが、実際100歳以上の方は国内にどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

厚生労働省によると、令和5年9月時点での100歳以上の人は約9.2万人に上り平成元年の約3000人からは30倍に増えているとのことです。
今後も増えていくようですので、人生100年がごく当たり前になっていくのかもしれません。

そんな長い老後を安心して過ごすためには、生活資金の備えは重要です。
日本の家計金融資産は、50%超が「現金・預金」となっていますが、「貯蓄から投資へ」のシフトが進む中、株や投資信託に投資して老後対策を行う人も増えています。みなさんはどんな運用をされていらっしゃるでしょうか。

今回は税金の優遇もある代表的な老後対策を3つあげて、どのくらい利用されているのか調べてみました。

代表的な老後対策 NISA iDeCo 個人年金保険

出典:
「NISA口座の利用状況調査(2023年3月末時点)」金融庁
「NISA口座の利用状況調査(令和6年3月末時点)」金融庁
確定拠出年金統計資料(2023年3月末)国民年金連合会
2023年版「生命保険の動向」一般社団法人生命保険協会

1:NISA(2014年スタート)
NISAは購入した金融商品からの利益が非課税になる制度です。2024年1月からは、非課税保有限度額が増え非課保有税期間も無期になった新NISAがスタートしています。

2:iDeCo【確定拠出年金】(2001年スタート)
iDeCoは、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、公的年金に上乗せできる私的年金制度で、掛け金が全額所得控除でき、運用益も非課税という税制の優遇があります。

3:個人年金保険
個人年金保険は、公的年金とは別の私的年金として加入されます。個人年金保険料の一定額は、年末調整や確定申告で所得控除のひとつである個人年金保険料控除が受けられ、所得税や住民税の負担軽減につながります。

2023年3月末時点での個人年金保険の保有契約件数は 2,005 万件で、保有契約高は 100兆167億円です。NISAやiDeCoと比較すると、歴史が長いこともあり保有契約高も大きくなっています。なお、個人年金保険は主に「定額年金保険」と「変額年金保険」に分けられます。

定額年金保険

変額年金保険は運用実績によって積立金が増える可能性がある反面、元本割れのリスクもある投資性のある商品ですが、インフレに強いというメリットもあります。
2018年度の個人年金保険の新規契約に占める変額年金保険の割合は14%でしたが、2022年度は32%でした。投資や運用に対して積極的に考える人の割合が増えていることがわかります。

個人年金保険の新規契約

(※)2019年版「生命保険の動向」一般社団法人生命保険協会
  2023年版「生命保険の動向」一般社団法人生命保険協会

どんな老後対策も、メリット、デメリットがあるため、複数の手段を組み合わせて考えるのが良いと思います。また、上記3つの方法は、税制上の優遇措置の限度額がそれぞれにあることからも、効果を最大限生かせるようなバランスをお考えいただくとよろしいかと思います。

保険ほっとラインでも、いろいろな個人年金保険を取り扱っております。
「そろそろ老後対策を」をお考えの方は、いつでもお気軽にご相談ください。

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